山本五十六と酒まんじゅう

    Isoroku Yamamoto and Sake Manju

    少年時代からの好物「酒まんじゅうの塩小豆」

    山本五十六が好物だった酒まんじゅうの塩小豆。 彼の少年時代、甘いものが少ない時代で、長岡の庶民のおやつとしてよく食べられていました。 帰京された時は、必ず食べて頂いていたそうです。 食べ方は、そのままではなく、数々の書物や資料では、水まんじゅうとして紹介されています。

    水まんじゅうとは・・・ 砂糖と冷たい水と塩あんと皮とがミックスされたものです。 どんぶりに水を七分目ぐらいいれ、雪のかたまりを浮かべ水を冷たくし、そこにまんじゅうを浮かべます。 しばらく放置すると、冷たい水を吸ったまんじゅうが、どんぶりいっぱいにふやけて大きくなります。 彼は、その上から砂糖をかけ、大きなスプーンでザクッとまんじゅうをすくって食べていました。 映画で使用されたものとは、違いますが、山本五十六元帥が本当に食べていた味を体験されたい方は、 当店の酒饅頭の塩小豆でお試しください。

    山本五十六と川西屋本店

    幼少の頃から、酒饅頭を水まんじゅうにして食べることが好きだったようです。彼が長岡を出てからも、長岡に帰るたびに、好物の水まんじゅうを彼に食べさせたいと用意されていたようです。 太平洋戦争時、政府の使いがまんじゅうの材料を持って川西屋本店に訪れ ました。 「山本五十六元帥が食べたがっている」と告げられ、川西屋本店の初代 りせが、彼の為に酒まんじゅうの塩小豆を作り、使いに持たせたと言い 伝えられています。 生涯を通し、どんな時でも「川西屋本店の酒まんじゅうの塩小豆」を愛して 下さった、その気持ちが感じられるエピソードです。

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